静岡道楽日記

ラーメン専門店として移転再出発したお店！

藤枝を中心とする志太地区は静岡県内でも屈指のラーメン激戦区です。伝統的な朝ラーの志太系の他に新進気鋭と言えなくなった行列のできるラーメン専門店や他の場所から移転してきたお店など百花繚乱状態になっています。そんな中、藤枝駅前の商店街にあった麺屋八っすんばが、旧国道一号線沿いの蕎麦屋跡に移転しました。



以前は朝と昼がラーメンを、夜は居酒屋という形態でしたが、このコロナの状況も踏まえてのラーメン専門店での再出発ということになったのだと思います。こちらのお店も藤枝らしく朝７時から営業しています。この日は８時ちょっと前ということでお客さんが１巡したこともあってすんなりと席に座ることができました。土日ともなると開店前から待ちが出る人気になっています。



今日の目的は、限定メニューの酒粕入りバター味噌ラーメン税込み950円です。店主のツイッターで訪問日の次の日までということで急遽出かけてみたわけです。あと藤枝市のペイペイキャンペーンも後押しをしました。この日は同じような考えのお客さんが多いのかお勘定のほとんどがペイペイで支払っていました。



待つこと8分ほどでやってきました。和風のしつらえのスタイルで登場です。チャーシューなどのトッピングは流行りの別添えです。最初は純粋に麺とスープを楽しんで欲しいということなんでしょう。ってことでその通りにしてみます。スープはバターの香りはそれほど感じませんでしたが、白味噌を主体にした味わいとコクがしっかりと感じることができました。



そしてそのあとからやってくる酒粕の特徴ある香りがはっきりとわかります。良い酒粕を使っているのもあるのでしょうが、味噌とのハーモニーも良く、ラーメンというよりも上等な和食の汁ものを飲んでいるような幸福感に包まれます。これに合わされる麺は京都の人気製麺所のていがくのもので、間違いない仕上がりです。茹で加減も丁度良いですね。



最近の無化調ラーメン店に共通するトッピングの丁寧さも手抜かりありません。鶏の胸肉チャーシューは柔らかくて良いのですが、やはりラーメンには合わないように思います。その他のものでは角切りの大きなメンマがシコシコで気に入りました。更に一緒に付いてきた柚子七味が風味が良く味噌スープをキリリと引き締めてくれました。



と、移転後初めての訪問になりましたが、以前よりもパワーアップしたことを実感しました。藤枝という激戦区で揉まれたということもあるのでしょうが、店主の研究熱心さが如実に表れているんだと思います。今回のように他のお店では出ないような和食とラーメンが融和した魅力的な限定ラーメンが登場するのもポイントだと思います・・・・

メニューは以下のとおり









藤枝市南新屋275-11
0546-43-5501　　7：00～14：00　　水・木曜日休み