静岡道楽日記

豊富なメニューとこだわりの日本酒で人気の大衆居酒屋！

最近は町中華に町蕎麦、町寿司と大衆的なお店が脚光を浴びていますが、郊外に点在している居酒屋も町居酒屋的なポジションで見直されています。その理由は繁華街にある居酒屋が家賃や材料費の高騰やコロナの流行もあってか以前ほど混雑することがなくなり、郊外のご近所居酒屋が人気になっているということです。



少し前に訪れた静岡市葵区井宮町の手羽先のおおむらもまさにそんな一軒です。店構えからもわかる老舗の居酒屋で土日ともなると開店時間から満員御礼になるほどの人気で、予約していないと入れないほどです。この日も前日に予約したので入れましたが、フリーのお客さんは断られておりました。





こちらのお店は老舗らしく、カウンターがメインでその奥に大きな座敷、２階には宴会場も用意されています。カウンターの後ろ側には業務用の冷蔵ケースがあり、セルフサービスで好きなお皿を取るようになっています。昭和の食堂でお馴染みのものですが、その一方注文はＱＲコードをスマホで読み込んで、そこから行うようになっている新旧の良い所取りのものになっています。





最初の注文は赤星です。これが置いてあるだけでテンションが上がりますね。なおうれしいことにお通しがありません。食べ物の注文は、店名になっている手羽先320円やつくね、鳥皮、ねぎまをお願いしました。名物の手羽先は蒸してから焼いてあるそうで、皮のパリッとしてものがないのがちょっと残念でした。その他の焼き物は150円から200円とお手頃です。



フライものは、ハスにアスパラ、鯵、うずら、紅ショウガをお願いしました。こちらも鯵以外は150～200円程度とお手頃価格です。これはスーパーの惣菜コーナーのものよりもちょっと高いだけのもので、味的には普通ですが、ビールのお供には十分なんだと思います。ちょっと残念だったのはアジフライが今一歩だったことですね・・・。



あとはこれまた名物のおでんをお願いしました。大根に玉子、モツと静岡おでんとしてはお馴染みのものばかりです。この中で一番期待したのが大根だったのですが、まだ煮込みが足りないのかちょっと硬めだったのが残念でした。とはいえ、夏場でもおでんを出しているのは静岡の居酒屋らしいですね。





と、初めての手羽先のおおむらは期待が大きすぎたので肩透かしの感じになりましたが、お手頃価格できさくな雰囲気の中でワイワイと仲間や家族と楽しむには良いんだと思います。さらに入手困難な珍しい日本酒がいろいろと揃っており、日本酒好きの穴場の居酒屋として重宝されているそうです・・・

静岡市葵区井宮町96
054-271-3334　　17:00～23:00（日曜日は16:30～）　　火曜日　第3水曜日休み