静岡道楽日記

粋蓮を通してラーメン屋とネットの関係を考えてみる

仕事が忙しかった時、それも最終局面になってきたときに伺ったお店です。店名は「粋蓮」。焼津市の焼津中学とか焼津神社の近くにあるラーメンも出す中華居酒屋なんですが、ラーメン屋さんとしても十分成立するほどのレベルがあると思います。詳しくは他の方のブログなどで。



このブログでは違う局面からこのお店を取り上げてみたいと思います。それはラーメン店、それも新規開店におけるネット戦略、ネットによるお店の宣伝効果についてです。明日２３日には静岡市の繁華街に藤枝の誇る人気ラーメン店伊駄天も出ますし・・・。

ブログの発達、普及によりレストランや飲食店に対するブログでの取り上げ方も多くなってきました。静岡でもけっこうなものがありますが、東京などはすごいものがありますね。私もお店探しの時に非常に役立っています。そんな飲食店のお店紹介の中で一番フレッシュで内容充実、バラエティ豊かなジャンルといったら『ラーメン屋』さんのジャンルではないでしょうか。

これはラーメン好きの方にブログをやっている人が多いとか、ラーメン屋さんの新規開店や新メニューの開発が多いとか、ラーメン自体のおいしさ、成長の度合いが他のジャンルに比べて早い・・・などなど色々な要素があるのでしょうが、静岡県でも多くのブログがおいしいラーメン屋さんや色々なラーメン屋さんの情報を的確に発信していくれています。



そんな状況ですから、新しいラーメン屋さんがオープンするとブログや色々な掲示板で、情報が発信されます。ここで「おいしい」とか「一度は行ってみる価値があると思います」「本当は人に教えたくなかった・・」なんて書かれていると、ラーメン好きにはたまらなくなってしまうのですね。

そんなラーメンを巡るネットの状況は、厳しくも優しい内容のブログが多く、共通しているのは「地元にもおいしいラーメン屋が増えてほしい」「色々な人に本物のおいしいラーメンを知ってほしい」・・・などの願いが隠れているのではないかと思っています。そんな願いに応えるように意欲ある若いラーメン職人がお店を出したり、色々な食材を使った斬新なメニューを開発したりして相乗効果を生んで飲食業界にラーメン文化を広めているのではないかと思っています。静岡県では沼津や三島の東部地区や浜松市を中心とする西部、そして藤枝、焼津を中心とする志太地区・・・などなど、ラーメン後進県と言われている静岡県でも徐々に東京に出しても負けないラーメン屋が登場してきている一因になっているのだと思います。

そんな本格派ラーメン屋とネットを巡る関係については、チェーン店を展開しているカリスマ経営者もある意味恐れをなしているようです。それは・・・

「ラーメンの繁盛店とは、どんな店か。端的にコミュニケーション能力を発揮して、メディアやラーメンフリークの人たちと関係を築いている店です。じつはラーメン店はメディアに評価されてナンボという状況です。これは他の飲食店と大きく違うところです。（一部割愛）メディアに評価を受けないでお客様に評価されているのは。特別クセのない店です。「ふだん使い」を目指しているチェーン店です。（一部割愛）もしラーメン店を再生しようと思うならば、メディア戦略、インターネット戦略を、徹底的に分析し、研究することが必要です。つまりは、話題になるラーメンをつくることです。」なんだそうです。

これは、極端な意見かもしれませんが、誰もが知っている中華系、四川系のチェーン店を率いる○コーポの社長の言葉だそうです。なるほどと思う点もありますね。



ということは、現代において本格派のラーメン専門店を新規開店する時はある程度ラーメンとして完成しているとか、他の店にない強い個性がある、これから成長・化ける可能性を秘めている・・・などの魅力がないと厳しいのかもしれません。もしくは素直にお客さんと一緒に成長していく姿勢を強く出していく・・・などなど、味だけでなく店（スタッフ）や店主の個性など含めたトータルなものが求められていくのだと思いますね。

えっ、このお店ですか？まだラーメンしか食べていませんが、ご主人も意欲的ですし、ラーメンだけでなく他の料理も色々ありますし、女性を含め幅広い客層に受けて、段々と人気が広がっていくと思っています。ちなみに我が家ではお勧めのＷスープの塩と醤油を食べましたが、醤油の方がポイントが高かったですね。ただ若干醤油の角が立っているのと魚系の出汁が若干弱い感じがしましたが、これも時間の経過とともに良くなってくるものと思います。今度は色々つまみを食べたあとに〆でラーメンを食べたいですね。

住所などは他の方のブログなどを参考にしてください。すいません・・・。