静岡道楽日記

ラーメン一杯の値段で、カツ丼とラーメンの両方が楽しめる店！

最近、ニュースでよく聞く言葉に「デフレ脱却」があります。長く続いたデフレからインフレへと舵を取りたいとのことのようですが、どうなっていくのでしょうか。この言葉を聞くまでもなく、世の中は激安とか価格破壊といったキーワードがあふれています。そんな中、焼津インター近くのむらそばで、お値打ちなセットを食べてきました。



こちらのお店は、インターの取り付け道路沿いのテナントビルの一角にあって、店内も建物もちょっと歴史を感じさせるものがあります。カウンターと小上がりの店内は雑然としていて、潔癖症の人は躊躇してしまうかもしれませんが、私は大丈夫です。この日は初めて伺ったのですが、お店にいたお客さんはほとんどが常連さんのようできさくに店主と奥さんと話を交わしておりました。

メニューをみると、ネット情報通りにお値打ちなセットものが充実しています。ミニ丼やミニカレーとミニ麺類のセットが700円以下というバーゲンプライスです。ちょっとした今風なラーメン屋なら800円ほどすることもありますから、この値段はうれしいですね。今日はミニカツ丼とミニラーメンを麺硬めでお願いしました。これで690円です。



さて、7,8分でやってきましたよ。どちらもミニサイズと言っているのですが、丼は他の店と同じようなミニサイズですが、ラーメンはどう考えてみても普通サイズです。これがレギュラーメニューでも350円というのですから、これまたバーゲンプライスです。最初はラーメンの方からいってみましょう。そうそう、こちらのお店、志太地区の蕎麦屋と同じようにラーメンが人気があります。

見た目は懐かしい昭和の中華蕎麦然としています。真ん中に堂々とのっかっているナルトが焼津らしくていいですね。このほかにもチャーシューにメンマ、ネギと一通り揃っています。スープは、蕎麦屋の鰹節の効いた感じともラーメン専門店の複層的なものとも違う、中華料理屋の懐かしい、ちょっとチープな感じのするものです。もちろん？化調も効いています。麺はかんすいの匂いが若干鼻にきますが、350円ならあれこれ言ってはいけませんね。

カツ丼の方も肉の厚さもボリュームも値段以上のものがあります。塩コショウがキツメですが、男性客が頼むことが多いでしょうから、これくらいでいいんでしょうね。ご飯も思いのほか入っていてお腹いっぱいになりました。カツ丼のほかには蕎麦屋らしく天丼もありますが、何でもカレーも人気があるようで、この日もカレーセットを頼んでいる人が多かったですね。



と、こちらのお店は、手頃な値段とボリューム満点のセットものが充実しているので、インター付近に多いトラック会社などのドライバーさんに重宝されているんだと思います。値段が安い店というと、とかくチェーン店や外国資本のお店なんかに注目が集まりますが、こちらのお店のような個人店も頑張っていると思うと応援したくなりますね。

焼津市八楠3-15-15
054-627-7097