静岡道楽日記

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わんたんや@熱海市

ラーメン七変化 最終回 羽衣のごときわんたんを冷やしで!

明日からお正月休みという方も多いのではないでしょうか。今年の年末年始はカレンダーの並びが良いのでいつもより長い休みということで、海外や国内、近場とあちこち出かける人も多いとのことです。静岡県では伊豆が旅行先のトップでしょう。その伊豆の玄関口のひとつが大温泉地の熱海です。この熱海にワンタンを売りにしているラーメン屋があります。

わんたんや@熱海市

それがわんたんやです。最近のラーメン屋では冷遇されているワンタンを名物としているお店です。お店はサンビーチに程近い路地に面しています。隣は熱海でも屈指の老舗洋食店のスコットです。知名度ではスコットに劣るかもしれませんが、人気という点ではわんたんやに分があると思います。なんせ毎日のように行列ができるのですからね。

こちらのお店の売りは懐かしいラーメンとひらひらとスープの中で舞い踊るワンタンです。今年は逆転満塁ホームランのように三保の松原が世界遺産になりましたが、その象徴のひとつである天女の羽衣のごとき、ふんわりと柔らかく口の中でとろけるワンタンは、店名にするだけのことはある逸品だと思います。

わんたんや@熱海市

このワンタン、温かいスープで食べさせるお店は当たり前にあります。が、こちらのお店は専門店だけあって、冷やしでも食べることができるのです。5月から9月末までの夏季限定で、冷やしワンタンと冷やしワンタン麺があります。普通のワンタン麺が700円なのに対し、冷やしだと1100円になります。この値段設定をみるとちょっと高いかなぁと思っていたのですが・・・。

これが、食べてみると妥当かなと思ってしまうのです。大きな平皿に一面に広がるワンタンに拍子切りのチャーシュー、さらに黄金色の錦糸卵と彩りも素敵ながら、食べてみるとより感激するのです。ワンタンは冷やしているだけによりモチッツルッとしていてのど越しが良いのです。温かいものより単体ではおいしく感じられます。癖になるおいしさですね。

この冷やしワンタン麺は、ワンタンが多すぎて麺が隠れているのです。それほどたくさんあるのにもっと食べたくなるんですね。温かいものは逆に麺の下にワンタンが隠れているんですから面白いものです。そうそう、これを食べた日は暑い日ということもあってほとんどのお客さんが冷やしワンタン麺を食べていました。もちろん?年齢層は高めです。

わんたんや@熱海市

と、今年も色々ラーメンを食べてきましたが、原点回帰といいますか、懐かしい系の中華そばが恋しくなってしまうのですね。それにしても最近、ワンタンを出す店が減ってきました。あっさりとした醤油スープの海に浮かぶ白いワンタンっておいしいと思うのですが、若い人には頼りなくて受けないんでしょうか。来年もあちこちのお店でワンタン麺を食べていきたいと思っています。

P.S.この七変化も7回目なので最終回となります。

熱海市渚町10-14
0557-81-4089 11:30~19:00 金曜日休み


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