静岡道楽日記

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新熊野神社@京都市東山区

神社仏閣2014⑪八咫烏がご神鳥の神社! 新熊野神社

昨日、ブラジルワールドカップのメンバーが発表されました。これから毎日のようにサッカーの話題が続いていくんだと思います。日本代表は今回どこまでいくか楽しみです。このサッカー日本代表のユニフォームに描かれている鳥が、八咫烏(やたがらす)です。三本足のカラスとして有名ですね。

新熊野神社@京都市東山区

この八咫烏がご神木ならぬご神鳥として祭られているのが、京都市東山区にある新熊野神社です。これで「いまくまの神社」と読みます。地名は今熊野というのですから、ちょっとややこしいですね。場所は三十三間堂から南へ向かってちょっと行ったところです。お社はそれほど大きくない地域の鎮守さんって感じです。

新熊野神社@京都市東山区

が、この小さな神社、京都ですから歴史やら謂れ、内容はけっこう豊富で、京都の小さくてもキラリと光っている神社16社で行われている「京都十六社巡り」のひとつに入っています。こちらの神社は平家物語で有名な後白河法皇が造ったもので、当時大人気だった熊野三山詣でを気軽に京都でできるように、熊野の木や石を使って造られたものです。

新熊野神社@京都市東山区

このこともあっての八咫烏なんですね。このやたがらすをモチーフにしたお守りも販売されていますので、サッカーファンやサッカーをやっている人が買っていくそうです。あと、お社の中の小高い場所をサクッと回って手軽に熊野詣でができるようになったミニチュアバージョンの熊野三山が造られています。江戸にも富士山の小型版があちこちにあったのと同じですね。

新熊野神社@京都市東山区

あと、この神社は能楽の神社としても知られています。。なんでも、能の発祥として知られている観阿弥・世阿弥がここで「熊野能神事」を舞い、時の将軍足利義満に認められて大成したんだとか。このこともあってか能や歌舞伎、芸術関係のお参りをしにくる人も多いそうです。神社には世阿弥の書からとった記念碑もありますよ。

新熊野神社@京都市東山区

と、この神社は、後白河法皇が自分の神社として新熊野神社を、お寺として三十三間堂を造ったんだそうですが、今や三十三間堂ばかりが人気になっていますが、私などはもう少し新熊野神社にも観光客が来ても良いのになぁと思ってしまいます。あと、付近の今熊野商店街も京都の地元の商店街として良いお店がいろいろとあるので一緒に楽しめると思います。

京都市東山区今熊野椥ノ森町42
075-561-4892




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