静岡道楽日記

ちょっとディープな中華居酒屋！

令和になってから、インスタの普及も相まってどのお店もお洒落になりました。映えの文化かわかりませんが、店も出てくる料理もルックスを気にしているような感じです。そんな中、昭和の雰囲気をしっかりと残しているディープなお店もまだまだ頑張っています。今回の中華居酒屋のどんもそんな一軒です。



こちらのお店があるのはヤマダ電機静岡店の近くです。３軒繋がりのお店の一軒でうなぎの寝床のような奥に長い造りとなっています。カウンターと小上りのこじんまりとしたもので、ちょっと雑多な雰囲気は常連さん以外は居心地が良くないかもしれません。この日は早めに来たので借り切り状態でした・・・





こちらのお店の名物は餃子500円ということで、これを一枚と定食の中から鳥四川定食950円をお願いしました。メニューはラーメン類とお好み焼きが主体であとは串焼きなどの居酒屋的なもので、値段は居酒屋と考えると手頃といっていいかと思います。お店の雰囲気と切り盛りしている年配ご夫婦のキャラもあってお客さんのほとんどが常連さんのようです・・・





最初にきたのは餃子です。しっかりと焼き目が入ったもので見るからに餡がパンパンに入っているのがわかります。果たして食べてみると肉と野菜が半々程度のジューシーな餡がしっかりと詰まっており、これだけでもけっこうなボリュームがあります。ニンニクはバッチリと効いているのでビールのお供には最適です。これは人気になるのはわかるもので、専門店顔負けの完成度といっていいかと思います。



餃子を楽しんでいると鳥四川定食がやってきました。こちらも鶏がたっぷりとのっています。さらに目玉焼きが２個付いているではないですか！餃子がなくてもお腹いっぱいになるくらいです。これが今時1000円以下なんですから驚きです。でも大切なのは味ですね。まずはメインの鶏からいってみます。



これは鶏のモモやムネ肉をフライパンで焼いてから韓国風のヤンニョン＋四川の豆板醤的なちょっと甘くてピリ辛のソースを絡めてあるもので、単品ならビールのお供に、定食ならご飯にバウンドして食べるのがぴったりです。鶏肉自体の質はそれなりですが、味付けがパワフルなのが人気の秘訣かと思います。



このピリ辛のおかずの箸休め的に助かるのが目玉焼きの半熟の黄身ですね。ご飯をTKGにして食べるのが非常に合っていました。あと、キャベツの千切りもたっぷりと添えられているのが良いですね。定食らしい定食だと思います。まぁ、ご飯の質が今一歩なのは値段からも仕方がないですね・・・





と、初めて出かけてみて居酒屋のどんでしたが、ネットで散々見てきた通りに酒飲みにはうれしいメニューがたくさんあり、お手頃に満腹になれること間違いなしの店だと思います。一見さんには敷居が高めですが、早い時間ならご飯だけでも大丈夫なのようですし、機会をみてまた出かけてみたいと思います・・・

静岡市駿河区馬渕27-2
054-281-3250　　18：00～24：00