静岡道楽日記

阪神食い倒れ旅⑦　穴子料理の専門店は、デートにぴったり！？

阪神間旅行のディナーは、大阪でも屈指の食いしん坊が集まる街、福島へとやってきました。こちらの街は大阪のキタ梅田から一駅の場所にあり、チェーン店から個性的な個人店まで和洋中を問わず飲食店が集中しています。さらにキタやミナミよりお値打ちのお店が多く、観光客よりも地元のお客さんが多いのも特徴です。



そんなグルメタウン福島で一軒目に選んだのは穴子料理専門のお店です。静岡ではうなぎやイワシ料理の専門店はありますが、穴子料理の専門店はありませんから出かけてみたわけです。夏場の穴子っておいしいですからね。こちらのお店は、若い人やカップルに人気があり、週末などは予約必須で、この日も満員御礼でした。

こちらのお店は専門店だけに普通の居酒屋や海鮮料理屋では目にすることがない穴子料理を食べることができます。そのひとつが刺身です。盛り合わせには刺身に昆布〆、炙り、湯引きにしてあり、それぞれ醤油はポン酢、藻塩で食べるようになっています。量的にはそれほどありませんが、それぞれの趣きや味わいが違っていて楽しむことができます。



この中では特に昆布〆や炙りが気に入りました。穴子は白身魚といっていい淡白さですから、ひと手間加えることによっておいしさがアップするのだと思います。特に昆布〆を特製のミネラル分たっぷりの藻塩で食べると箸が止まりません。これは日本酒やビールの肴に最適です。



次は穴子料理の大定番である穴子の天ぷらです。こちらのお店は淡路島の穴子漁専門の魚屋が経営しているので、鮮度の良い大きな伝助穴子が常時入荷しているので、これまたふわふわさっくりと揚がっており、これぞ穴子料理の真打といった感じで楽しむことができました。もちろん、シンプルに塩でいただきました。



最後は穴子の寿司盛り合わせを注文したのですが、これは寿司屋の勝ちでしたね。上の蒸しや焼きの穴子は良いのですが、酢飯やバランス、ツメなどの細部が負けていました。値段もけっこうしたのですが、これは蛇足でした・・・・。



と、こちらのお店は穴子が当たり前のようにある関西でも珍しい専門店ということと、内装が白を基調としたお洒落なこともあってかデートに使われることが多いようです。お酒の種類も多く、穴子料理を肴に一杯というのにぴったりです。ただ値段が思ったより高めなのが残念ですが、質的には良いですから仕方がないのかもしれません・・・・。

大阪市福島区福島5-11-9
06-6136-6221　　17：30～24：00　　日曜休み