静岡道楽日記

浜松駅南口近くにある居酒屋は、元かまぼこ屋ですよぉ！

今日明日は数年に一度の大寒波襲来ということで、南国静岡でも朝は氷点下になるという恐ろしさです。この寒い夜は飲兵衛の方々は熱燗におでんということになるかと思います。浜松駅南口から徒歩3分ほどにある「いりかま」はセンベロとまではいいませんが、それに近いお安い予算で飲んで食べることができる居酒屋です。



こちらのお店は元々砂山銀座近くで入谷蒲鉾店というかまぼこ屋というかおでんの種や焼鳥を小売していたのですが、後継者の息子さんが近所に居酒屋として再出発したもので、今でもオヤジさんが毎朝おでんの種を手作りしています。これは持ち帰りすることができるので我が家でも野菜やイカの入った練り物を購入してみました。



そんな成り立ちを持ついりかまは、ひとりでも入りやすい雰囲気があります。カウンターはありませんが、大きなテーブルがあり、のんびりとマイペースで飲み食いできます。さらにうれしいことに居酒屋につきものの着きだし（お通し）がありません。あと、セルフサービス方式に好きなものを好きなだけ陳列ケースで注文することができるので、居酒屋につきもののわずらわしさがありません。

この日は、冷蔵ケースからポテトサラダとタコの炙り、セロリの漬け物、焼鳥からレバーや皮などをお願いしました。焼鳥などは注文を受けてから焼いてくれます。この日で気に入ったものはポテトサラダとタコの炙りでしょうか。ポテトサラダは胡椒がピリリと効いた大人の味わいで、ビールに合う感じです。





タコの炙りは、鮮度の良いタコを使っているのがよくわかるもので、この日はマグロやヒラメなどもあり、300円から500円程度で揃っているので予算と胃袋に合わせて食べることができます。あと、刺身類は普通のお店では注文してからどんなものが出てくるかわかりませんが、冷蔵ケースに入っていれば目で確かめることができるので大きな失敗がないのも良いですね。





あとの焼鳥は普通でしょうか。ちょっと小ぶりでジューシーさに欠けるように思いましたが、これは専門店でないので仕方がないのかもしれません。そうそう、セロリは浜松がセロリの産地だけにおいしいものを使っていました。



と、こちらのお店は、チェーンの居酒屋のようなマニュアルさはありませんし、赤提灯のような常連さんでないと居づらいということもない、ふらりと使うことができる都会的な居酒屋だと思います。アルコールの値段は普通ですが、料理やつまみの値段がお手頃なので、ひとり2000円もあれば十分だと思います。それから、夕方3時30分からオープンしているのも飲兵衛にはうれしいかと思います・・・。

浜松市中区砂山町362-1 ビューティメゾン1F
053-456-4465　11:00〜14:00 　 15:30〜20:00　　月曜、第1,3,5日曜日休み