静岡道楽日記

湘南味の散歩道17　わらび餅がおすすめな和菓子屋！

蒸し暑い夏にぴったりな和菓子といえばわらび餅が思い浮かびます。ふるふるトロトロの柔らかでやさしい味わいのわらび餅は、日本の正しい和菓子といった感じです。ただ、スーパーや普通の和菓子屋で売られているものはただ柔らかいだけで風味がちょっと足りないものが多く、好みのものを見つけるのは難しいのかもしれません。



そんなわらび餅のおいしいお店を平塚で出会いました。といってもネットでみて出かけただけですが、お手頃な価格でボリュームたっぷりで、思う存分わらび餅に浸ることができます。お店は、平塚市の郊外、花水台にあり、平塚駅ビルのラスカにも支店があります。



こちらの菊毬は、和菓子屋には珍しく1995年の創業と比較的新しいお店です。最近の和菓子屋はモダンでお洒落な感じのものが増えてきましたが、こちらのお店はシンプルな店内であり、並んでいる和菓子もどら焼きや豆大福、団子など普段使いのものが多く、近所の人の憩いの場となっているかと思います。



今日はわらび餅600円と豆大福180円を買ってみました。まずは豆大福を朝食代わりに食べてみました。ちょっとこぶりなものは、赤えんどう豆が柔らかめで、中の餡子は甘さ控えめで好みの仕上がりになっていました。野暮ったい重い仕上がりでなく、小粋でサクッと食べることができるものでした。これでもう少し大きければ評価はもっと上がります。



そしてメインのわらび餅は家に帰ってからデザートとして頂きました。今となっては貴重な竹の皮に包まれたものは、大きめサイズのものが５切れ入っています。さらに別添えのきな粉がついており、これを好みの量振りかけて食べます。



わらび餅はピンキリの値段ですが、高いものは貴重な本わらび粉を使っているのですが、それがおいしさに繋がっているのかは別問題です。こちらのものは柔らかさ、口に入れたときの口どけや食感、風味など好みの仕上がりで、ちょっと弾力があるのは大きさからくるものでしょう。甘さも控えめで、質の良いきな粉がおいしさをさらにパワーアップさせています。



と、こちらのお店は、贈答品中心の和菓子屋ではなく、毎日のおやつを買ったり、親しい人にお土産を渡すような普段使いが似合うと思うのですが、その中でも夏の定番和菓子であるわらび餅は特にお勧めです。上品な味わいなのに手頃な値段でガッツリと食べることができるという魅力ある一品だと思います・・・・。

神奈川県平塚市花水台29-6
0120-30-1693　　9:00～19:00　　日曜日・祝日は9:00~18:00　火曜日休み