静岡道楽日記

袋井の奥まった住宅街で頑張るラーメン屋さん！　真歩

最近のラーメン屋さんは、幹線道路沿いに大きな看板を構えたわかりやすいお店が増えてきました。が、個人のラーメン屋さんや昔からのお店の中には住宅街の中や旧道沿い、路地裏などわかりにくい場所で頑張っているお店もまだまだあります。今回の真歩もまさにそんな場所にあります。私も最初は見つけることができませんでした・・・。



そんなラーメン屋さんですが、口コミやネットの評判によりお客さんがけっこう訪れるのですから、おいしければ場所は余り関係ないのかもしれません。今日は、うわさの鮎ラーメン狙いです。時期的に厳しいかと思いましたが、出来るということでお願いしました。一杯９００円です。まぁこれは天然の鮎がまるごと一匹入るのですから妥当なお値段でしょうね。

５分ほどで登場しましたよ。塩味ベースなので黄金色に輝くスープの中に鮎が鎮座しています。チャーシューにメンマ、ネギというラーメンにとっては必要不可欠？なトッピングは別盛りになっています。ご主人が「具は鮎を食べてから後で入れてくださいね」との言葉がありました。最初はストレートに鮎の出汁が効いたスープと麺を楽しんでほしいのでしょうね。



で、おもむろにスープをレンゲで飲んでみます。んー、ちょっと塩っぱいですねぇ。鮎の他に魚系やかすかな獣系の出汁も感じるのですが、塩が前面に出すぎているように感じました。まぁ、私はだいたいどこのラーメン屋の塩ラーメンを食べても塩っぱく感じてしまうほどの薄味ファン？なのでそう思ってしまうのかもしれませんが・・・。



鮎ラーメンのキモである鮎は丸干してあるのでしょうか、頭からボリボリと食べることができます。夏の焼鮎のようなさわやかな香りのようなものはありませんが、しっかりと川魚独特の良さは残っていると思います。別添えのトッピングもそれぞれ良い味をだしていますし、隠し味の柚子の風味は厳選された極細の水菜のシャキシャキ感もスープに合っています。



と、今回はスープの塩梅が私とは合いませんでしたが、居酒屋から出発して鮎ラーメンやお茶ラーメンなど新しいメニューを開発改良したり、ラーメン好きの人々との対話により自分の店の味をよりよい方向へしていこうとしている姿勢などは思わず応援したくなってきます。同じ傾向の味というかテイストを志向するラーメン屋には若手の人が多いのですが、こちらのお店は店主ご夫妻がけっこう年配ということも余計に応援したくなってきます。今度は醤油ラーメンを食べてみたいですね。

袋井市高尾１５５９－６１
０５３８－４３－３２１１ 　１１：３０～１４ 　１７：３０～ 　月休み