静岡道楽日記

メッチャ美味しい関西の店31　本場台湾の点心＆お菓子！

神戸といったら日本三大中華街の南京町があります。それもあって市内各地においしい中国料理店や点心のお店があります。私的には横浜よりもレベルが高いと思っています。そんな中国料理のレベルが高い神戸にあって豚まんや中華菓子が美味しいと評判なのが神戸市灘区の阪神新在家駅の高架下にある天一製菓です。



こちらのお店はご主人が台湾出身、奥さんが中国本土出身ということで味は本場そのまんま、もしくは若干の日本人向けにアレンジしてあるもので、同じようなお店が多い南京町のお店よりも評判が高い、知る人ぞ知るお店です。インテリアは赤や黒をアクセントとした中国風で、ちょっと雑然としています・・・。





この日買ったものはネットで評判だった角煮まんと定番の豚まん、中華菓子からは大好きなココナッツタルトと台湾出身のご主人ということではのパイナップルケーキです。気になる値段は豚まんが200円、角煮まんが350円、ココナッツタルトが250円、パイナップルケーキが３５０円です。値段的には普通でしょうか。私的にはパイナップルケーキが高いと感じました・・・





最初は豚まんです。蒸篭でしっかりと蒸してからいただきます。豚まんといえば関西ではド定番の551と比較してしまいますが、皮・生地はムチっとした551よりも普通のふんわりとしたタイプです。中の具は豚肉の粗目の挽肉と多めの玉ねぎを塩味のもので、比較的あっさりめの仕上がりです。もう少し肉々しい方が好みです。まぁ、200円でこのレベルはさすが関西という感じではあります。



もうひとつの角煮まんは豚まんよりも圧倒的に気に入りました。なにより中の角煮が大きくなおかつ本格的な仕上がりで、上海料理のトンポーローのような出来栄えです。中国料理でお馴染みの八角の香りもなく、皮と一緒に食べると口の中でホロホロと崩れるんです。さらに味付けが甘酢あんになっており、角煮によく合っています。





中華菓子ではココナッツタルトが気に入りました。サイズ的にはそれほどの大きさはないのですが、パリッサクッのタルト生地の中にはギッシリとココナッツ入りの餡が詰まっています。これがシャリシャリとしていて楽しい食感の元となっています。甘さも控えめで１個では足りずに２個目に手を出したいと思ったほどです。



これと比べるとパイナップルケーキは値段の割に普通と感じました。これは台湾に何度も出かけて名店と呼ばれるお店で何個も食べてきたので評価が厳しくなっているのかもしれませんが、タルト生地も中のパイナップル餡も真面目に丁寧に作られているのはわかります。もう一工夫欲しいところです。



と、評価の高いものと普通のものと混じっておりましたが、総じてレベルが高く何を買ってもハズレがないと思います。今回私が気に入ったのが角煮まんとココナッツタルトということだったのですが、常連さんそれぞれに月餅や小籠包などお気に入りのメニューがあるようです。歴史あるお店でもあり、東京や大阪などのデパートなどへの出張出店なども随時行っている人気店でもあります・・・

神戸市灘区新在家北町2-4-22
078-821-5243　　10：00～19：00　　月、火曜日休み