静岡道楽日記

ベテランシェフが腕を振るう老舗の洋食屋！

町中華と同じように減少の一途をたどってているのが昔ながらの洋食屋です。長年の修行が必要なことと仕込みに手間暇がかかることなどから洋食屋の新規開店は無いものも同然です。先日出かけた静岡市駿河区のインター近くの洋食屋えのきも老齢のご主人が腕を振るう老舗のお店です。



こちらのお店があるのは通称SBS通りの飲食店が点在している一角にあります。駐車場は店の裏に１台と、ちょっと離れた場所に２台停めることができます。店内はカウンターとテーブルが３つあるだけのこじんまりとしたもので、歴史を感じさせる雰囲気があります。メニューは以前よりも少なくなっているようで揚げ物とハンバーグが中心です。





今日はカツカレー900円をお願いしました。カウンターに陣取ったので丸見えのキッチンでテキパキと調理していきます。とんかつや揚げ置きではなく、注文を受けてから揚げてくれます。大きな皿にはご飯とカツ、カレー、そしてサラダが付いてきます。おまけに味噌汁がついてくるのが昔ながらの洋食屋らしくて良いですね。



カツカレーというとカツとカレーの役割は半々といった感じですが、こちらのものはカツが主でカレーが従のような感じに仕上がっています。ドミグラスソースの代わりにカレーソースになったような感じです。そのカレーは見た目通りにビターな感じで、大人っぽい仕上がりになっています。玉ねぎをよく炒めた美味しさと香りが特徴です。辛さはそれほどでもありません。



とんかつは薄目のものでカラリと揚がっています。ラードの香りがほんのりとするもので衣は洋食屋らしい細かなパン粉のもので、ソースで食べてもいけちゃいます。このカツならカツカレーでなくカツライスでもおいしいかと思います。ご飯は少な目なので男性なら大盛りでもいいかもしれません。



と、久しぶりに訪ねてみたえのきでしたが、今や少なくなった手作り感あふれる洋食屋で、固定客がガッチリといるのがわかるものでした。次回は冬場に出かけてカキフライを食べてみたいですね・・・

静岡市駿河区中田本町17-18
054-281-9218　11：00～14：00　　17：00～20：30　　火曜日休み