静岡道楽日記

独特の担々麵が人気の町中華！

数多くある中国料理の中で辛さと痺れによって人気があるのが四川料理です。この四川料理の中で人気があるメニューといったら麻婆豆腐と担々麵ではないでしょうか。今や四川料理をメインに出しているお店だけでなく町中華やファミリー中華チェーン、ファミレスにまでメニューになっています。そんな担々麵のちょっと変わったバージョンを出すお店が静岡市の駿河区にあるということで出かけてみました。



お店の名前は担々！そのまんまです。看板には四川省が誇る動物であるパンダが描かれています。お店はテーブルと小上りが主体で間隔も広くゆったりと食事を楽しむことができます。メニューは麺類やご飯類が主体でお値打ちなセットものも揃っています。今日は目的である担々麺のセット1010円をお願いしました。





待つこと10分弱でやってきました。大きなお盆には目的の担々麺と小ライス、から揚げ２個、小鉢の野菜と味付け海苔です。これだけついて1010円は物価高騰が続く中華、ラーメン関係においてはお値打ちといって間違いないと思います。最初は担々麺からいってみます。



普通の担々麵は胡麻ペーストが要となっていますが、こちらのものは豚挽肉と搾菜の細切れを炒めたものが要となっています。それを醤油スープに餡掛けしたものとなっています。ベースの醤油スープは昔ながらのさっぱりとしたものですが、餡の加減もあるのか、ちょっと塩気が強いように思いました。さらに搾菜自体の塩味が強めなので、より一層そう感じたのかもしれません・・・



麺は細目のストレートで麺を硬めでお願いしたので丁度良い具合でした。この麺は普通のスープなら絡みが少ないかと思われますが、餡がドロリとしているのでよく麺に絡みます。これはご飯との相性も良いですね。それから担々麵といったら辛さと痺れですが、これに関してはお子さんでも食べられる位マイルドです。私は備え付けの辣油を入れて少し辛さ増しをしました・・・



あと、おかずの唐揚げは鶏の胸肉を中華風に揚げたもので下味も控えめで担々麺の塩味とのバランスは良かったですね。あと不思議だったのが味付け海苔の存在です。まぁ、ご飯のお友としては鉄板ですからおいしく頂きました・・・。それにしてもこれだけのおかずとご飯がついて夜でも1010円で食べられるのはバーゲンプライスだと思います。


と、初めて訪れてみた担々でしたが、小田原の四川と同じような搾菜入りの餡掛けタイプの醤油味担々麵がお気軽な値段で食べられるのはびっくりしました。この日も家族連れやおひとり様まで様々なお客さんで賑わっていましたが、ラーメン専門店が値上げが続く中、昔ながらの町中華としてお手頃な値段でボリュームたっぷりの食事を楽しめるのは貴重だと思います・・・

静岡市駿河区下島615-3
054-237-3731　　11：30～14：30　　17：00～20：00　　月曜休み