静岡道楽日記

四川系の隠れ家中華料理店！

町中華に人気が集まっている中華料理界にあってホテルの中国料理店などと町中華の中間を担う、ちょっと上品な中華料理店は値段と味のバランスがとれた程よいポジションにあると思っています。ランチからちょっとした集まりまで使い勝手も良く贔屓のお店を作っておくのもお勧めです。そんな候補になるのが静岡市葵区にある桃翠茶楼です。



こちらのお店があるのは静岡駅の東側、セノバからちょっと東に歩いた場所で周囲はオフィスビルが立ち並んでいる地区で、隠れ家的な飲食店が点在しています。鷹匠ほどではありませんが、知る人ぞ知るお店が何軒もあります。桃翠茶寮もその一軒で昔から営業しています。日曜日はお休みですが祝日は営業しています。





今日は開店時間を狙っていきましたが、次から次へとお客さんがやってきました。人気がありますね。週替わりでメインや麺類が変わる週替わりランチとレギュラーメニューの麻婆豆腐や担々麺などの四川料理でお馴染みのものがあります。今日は四川の麺の代表格である担々麺ランチ1100円をお願しました。



カウンターに座って待っていると最初にやってきたのは前菜のもやしと鶏胸肉のピリ辛和えです。夏場にはぴったりなさっぱりとした味付けでスターターにはぴったりです。これをちびちびと食べているとメインの担々麺と小ライスがやってきました。ルックスはオーソドックスなもので、辛さの目安となる赤さは抑え目ですね。



これはスープを飲んでみても明らかで、辛さよりもトータルでの満足度完成度を追求しているように思いました。担々麺というと胡麻、芝麻醤のコクと旨味、香りがどうでるか？が店の違いになってきますが、こちらのものは胡麻の主張はそれほどでもなくあっさりとした感じに仕上がっています。飲みやすいといえば飲みやすいのですが、もう少し胡麻感がある方が好みです・・・



麺は中華料理店でよくみられるボソッとしたものではなく、玉子分が多めのプリっとしたおいしいもので、これがスープと絡まってくれました。具はオーソドックスなもので挽肉やネギなど仕込みも調理も丁寧にされているのがよくわかります。これら総合的によくまとまっており食べやすい一杯になっていました。



と、日曜休みということもあって久しぶりに訪問した桃翠茶寮でしたが、相変わらずの人気なのは安定した味わいと今となっては手頃な値段、ソツのないサービス・・・と、あれこれ注文をつけたくなる静岡市内の中華料理店が多い中、総合点で上位に入っているからだと思われます。そうそう、デザートについてきた杏仁豆腐も美味しくて〆とした最適でした・・・

静岡市葵区日出町6-19
054-252-7635　　11：30～14：00　　18：00～20；30　　日曜休み