静岡道楽日記

水の違いが判れば一人前？　下田観音温泉のペットボトル

温泉へ行って、「このお湯は飲むことができます」と湯口に書かれていると思わず口にしてしまうのは温泉マニアとはしては当然のことかもしれません。この飲泉、欧米では入浴よりもポピュラーな温泉の利用方法だそうです。確かに温泉を直接体内に取り入れるのですから肌からジワジワと馴染ませるよりも理にかなっているのかもしれません。日本でもあちこちの温泉で源泉を販売していたり湯口から大きなペットボトルに詰めている人がいますから一部の人には人気がありますね。



そんな飲泉に力を入れているのが下田の観音温泉です。ホテルにいくと玄関に宅配用の大きなボトルや販売用のペットボトルが山盛りになっています。おまけにグーグル先生に『飲泉』と入力すると、下の方に観音温泉水とカテゴリーが表示されるほどですし、伊藤○○さんとか白石○○さんなどの有名美人タレントが愛用しているとのことでテレビに取り上げられて益々人気に拍車がかかったそうです。

この温泉水の特徴はＰＨ９．５という高アルカリなのに、０．７という超がつくほどの軟水ということだそうです。これがどう体にいいかというと、アルカリ性が高いと体のイオンバランスを整える効果があるそうです。軟水の方は、まろやかさと甘さでコーヒーや日本茶、炊事用などに向いているとか。さらに温泉ですから地中の色々な物質が溶け込んでいます。特に観音温泉はシリカ成分が多いので肌に良いそうです。



では、実際ペットボトルを購入、飲んでみた感想はどうでしょうか？

アルカリ性についてはよくわかりません。「そうなのか？」という程度でしょう。体に良いと思って飲むだけです。

軟水については確かにまろやかで普通の市販のミネラルウォーターよりも飲みやすく甘いような感じがします。これも事前に刷り込まれているからかもしれませんが、これでコーヒーを入れてみたり焼酎を割ってみると、いつもよりおいしくなったような感じがしてきます。

シリカ、メタけい酸などの温泉成分については、これでお風呂上りに化粧水代わりにパッティングすると確かにお肌がしっとりツヤツヤする気がしてきます。乾燥している時期にはこれを霧吹きボトルに入れてシューとやると良さそうな感じです。私もお肌の曲がり角を十分に曲がっていますから肌の手入れは大事ですからね。

また、ネットなどでは肝機能の向上が図れて、ガンマＧＤＰが下がったとかの報告もあるようですが、どうもここの観音温泉に関しては、他の温泉の霊泉や○○温泉水よりも、味とか美容、料理・飲料に力点を置いているようです。まぁ、この方がより一般的に売れますからね。事実、ホテルの下に立派なボトリング工場があります。

と、この温泉水は色々な通販で売っていたり、店頭販売している酒屋さんがあったりとなかなかのポピュラーなようですが、少々お高めの値段がネックです。２リットル入りのペットボトルで３５０円程度ですからスーパーの特売ウォーターの３，４倍します。この値段を持ってしての魅力があるかどうかは人それぞれの判断でしょうが、一度は試してみてもいいかもしれませんよ。何事も試してガッテン！ですから！！？？

なにはともわれ、私もお金持ちになったら毎日これで健康生活送りたいなぁ。