静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

最香餅家@マカオ

マカオおまけ紀行⑰ 炭火で焼いた手作りアーモンドクッキー!

マカオのスイーツといったらエッグタルトが有名ですが、日持ちがしないのでお土産には向いておりません。そんな時によく紹介されるものに杏仁餅があります。字を見てみると杏仁を使ったお餅のように思いますが、これはアーモンドクッキーのことで、マカオ名物になっているようで、繁華街や観光客が集まるようなスポットには専門店まであります。

最香餅家@マカオ

今回寄ってみたのは最香餅店です。香りが良いで最香とは縁起の良い店名ではありませんか。これはハッタリではなく、マカオでは今や貴重になった炭火でじっくりとクッキーを焼いていることにより香りがすばらしいことからきているのです。やはりマカオなど中華圏でも日本と同じように炭火で料理されたり作られたものって人気があるんですよね。

最香餅家@マカオ

杏仁餅はお土産が主体なのでセドナ広場など観光客が集まるような場所にあるのが普通なんですが、こちらのお店は、そこから少し外れたちょっと寂しい場所にあります。昔は賑やかだったそうですが、今は住宅とお店が混在する路地に面しています。大きく開け放たれたお店は、店舗の大部分が作業場になっています。

最香餅家@マカオ

この店先で作られているというのはごまかしがきかないので安心して買うことができますし、良い香りとテキパキとした作業ぶり、そして多くのお客さんに囲まれて、ついつい多めに買ってしまいます。気になる値段はお手ごろですし、日持ちもしますしお土産には最適です。このようなことを皆さん考えるようで中国本土からの観光客はたっぷりと買っておりました。

最香餅家@マカオ

さて、この杏仁餅、一番ポピュラーなものは粒粒杏仁餅と呼ばれるものです、読んで字の如しで、アーモンドの粒粒がクッキーのそこかしこに隠れています。クッキーの生地は、ちょっと落雁っぽいので食べていると水分を全て取られるような感じです。コーヒーや紅茶、日本茶、牛乳と相性が良いですね。

最香餅家@マカオ

で、この粒粒杏仁餅ですが、一番のポイントは香ばしい炭火の香りです。ちょっと燻されたような燻製香がするので、この手の香りが好きな私にはツボにはまりました。これでもう少し生地が洋風のしっとりしたものならばより一層好物になったのですが、こればっかりは昔ながらの製法ですから仕方がないですね。

最香餅家@マカオ

と、創業50年を越える老舗が作る杏仁餅は素朴ながら材料も良いものを使っているうえに丁寧に作られているので人気があるのだと思います。最近のお土産は商品もパッケージもお洒落なものが増えてきましたが、このような手作り感があるものがやはり良いですね。ちょっと不便な場所にありますが、マカオのお土産のひとつとして寄ってみる価値があるかと思います。

澳門夜△街12號B地下A座 ※「△」は「口」へんに、つくり「母」を組み合わせた繁体字独特の文字
+853-2838-3858  10:00~19:00

タグ :マカオ

同じカテゴリー(マカオ編 )の記事
品味坊@マカオ
品味坊@マカオ(2015-01-27 20:22)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
最香餅家@マカオ
    コメント(0)