静岡道楽日記

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雙月食品社@台北市

台北LCC旅⑨ 医食同源を実践している大人気食堂!

中国料理の基本に医食同源があります。本来は薬食同源で、薬も食も元々は同じという考えのようで、基本的には体に悪いものは食べないということで、暑い夏でも熱いお茶しか飲まないなんてこともそのひとつです。この考えを実践して大人気のレストランがあるということで、出かけてみたら、これが予想以上の良いお店でした。

雙月食品社@台北市

店の名前は雙月食品社とちょっと変わったものですが、台北では行列ができるお店として知られており、私は開店早々に出かけたのですんなりと入ることができましたが、帰るころにはお店の外には列ができていました。こちらのお店は、大衆食堂的なコンセプトになっており、カウンター席と大きなテーブル席になっており、相席当たり前のもので、値段も手頃と普段使いにはもってこいとなっています。

雙月食品社@台北市

メニューは体に良いもの、自然なもの、精がつくもの、養生的なものばかりで、体の調子が悪い時、風邪を引きそうな時、二日酔いの時などにぴったりです。この旅でも思わぬ寒さでイマイチ調子がでなかったのですが、こちらのスープや野菜炒めを食べたらなんか元気が出てきたように思います。あと、この手のお店の体に良いからまずいということはなく、全ておいしいというのも人気の秘密だと思いました。

雙月食品社@台北市

そんな元気になるメニューのメインは、丸鶏をベースにした各種のスープで、具は鳥の足や手羽、モモなどや台南名物のサバヒーなどで、この日は台湾ならではのサバヒーを使ったものを頼んでみたのですが、これが上に生姜がたっぷりとのっているうえに、ベースとなる鶏スープが滋味あふれるもので、さっぱりあっさりとしたサバヒーと合っていて、心も体も芯からポカポカと温かくなりました。

雙月食品社@台北市

それから、もうひとつは名物の油飯、これはユーハンと言って、台湾では子供が生まれると親戚や近所に配るお祝いのご飯で、日本でいうお赤飯みたいものでしょうか。台北では迪化街に有名なお店がありますが、それらのものとはちょっと違う、上品さがこちらの売りで、もっちりしていて、具の鶏肉などがアクセントになっていておいしいのです。なお、これは限定品のため売り切れ御免となっています。

雙月食品社@台北市

あとサバヒーの煮物とA菜の炒めをお願いしました。サバヒーは白身の魚なので、さっぱりとしていて日本で食べている煮魚となんら変わりません。あとこれも生姜がたっぷりとのっていて薬膳しています。もうひとつの野菜炒めも味付けが控えめで良い箸休めになりました。しかし、台湾で食べる野菜炒めってどこで食べてもハズレがないんですよね。

雙月食品社@台北市

と、こちらのお店は日本人の認知度が低くて、ネット情報も余りありませんが、台北の大手口コミサイトでは行列ができるお店ベスト10に入るほどの人気店で、私などは近くにある阜杭豆漿で1時間以上も並ぶなら、こちらのお店にきて懐にも胃袋にもやさしい料理を食べる方が良いのになぁと思ってしまいます。次回は鶏スープを食べてみたいですね。

台北市中正區青島東路6-2號
02 3393 8953  11:00~14:30  16:30~20:00  日曜日休み
MRT善導寺駅から徒歩5分




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