駒ヶ根高原にある、繊細な手打ち蕎麦のお店! 苔清庵
新そばの季節がやってきました。蕎麦屋の店頭に「新そば始めました」という貼り紙がしてあると蕎麦好きはウキウキとしてしまいます。これはラーメン好きが「冷やし中華始めました」という貼り紙を見たときよりも心ときめくに違いありません。そんな言葉に誘われるように蕎麦の本場、長野県に出かけてきました。

といっても私が出かけたのは新そばが始める直前でしたが、それでもおいしく食べることができました。今回の信州ドライブは伊那谷、南信州でしたので、このエリアで探しました。狙いのお店は貸切のため断念し、次に伺ったのが駒ヶ根高原にある苔清庵です。駒ヶ根高原は中央アルプスの玄関口にあるリゾート地ですが、こちらのお店があるのは駒ヶ根市ではなくお隣の宮田村になります。目印はマルスウイスキーです。

私が到着したのはお昼1時頃でしたが、駐車場は満車、外に4人ほど待っておりました。日曜の長野、有名そば屋では当たり前の光景ですから、行列に並ぶことにしました。が、のんびりとしたお店故か、なかなか進みません。そうこうしていると次のお客さんがきたところでそばが終わりそうということで営業打ち切りとなりました。ギリギリセーフとなりました。

で、30分以上待ってやっと席につくことができました。こちらのお店は、土日は手挽きの蕎麦があるのですが、この日は既に売り切れとおりました。まぁ、値段も1枚1400円と良い値段です・・・。この日は大好きな粗挽きの田舎そば1200円と一番ノーマル?な二八そば800円をお願いしました。

この手のお店の常で注文してから出てくるまでけっこう時間が掛かります。しかし、店内から見える景色が高原の別荘のようなもので、大きな窓から雑木林の濃い緑が目に飛び込んできて癒してくれます。そして、窓際には店名にもなっている苔の小さい盆栽がアクセントになっています。これからの紅葉の時期はもっときれいでしょう。

さて、やってきましたよ。最初は二八からいってみましょう。せいろにのったボリュームはけっこうあります。細めにきれいに切られた蕎麦は、星もかすかに見えています。最初はわさびだけをつけてたぐってみると、香りはそれほどでもありませんが、喉越しもよくするするといけちゃいます。二八というと蕎麦の香りや味わいはイマイチというお店が多い中、こちらのものは下手なお店の十割以上のおいしさがありました。

が、もうひとつの粗挽きの田舎を食べてみると格の違いを感じることができました。田舎と銘打っていますが、信州でよく出てくるような太めのボソボソとした田舎蕎麦とは一線を画す繊細なもので、姿形が端正なだけでなく、鼻に抜ける蕎麦の香りの良さと凸凹とした蕎麦の麺が醸し出す喉越しの楽しさなど、久々に食べる粗挽きそばの魅力にノックアウトされました。
それから蕎麦に欠かせないつけ汁ですが、江戸前の辛口とまではいきませんが、信州の蕎麦屋に多い甘いものとは違うキリッとしたもので好感が持てました。やはりせいろは辛めの汁で食べたいですからね。おまけにわさびに、これまた辛めの大根おろしの薬味も上等なものでしたし、漬物も手抜きのないものでした。

と、待ち時間は長かったものの、それだけの価値がある蕎麦を楽しむことができて、信州へ出かけた甲斐がありました。蕎麦県と言っていいほど蕎麦屋が多い長野県ですが、玉石混交というか私の好きな蕎麦屋は限られているのですが、こちらのお店はリピートしたいお店となりました・・・・。
長野県上伊那郡宮田村4752-35
0265-85-6010 11:30~15:00(そばが終了次第閉店) 火曜日・第三水曜日休み
新そばの季節がやってきました。蕎麦屋の店頭に「新そば始めました」という貼り紙がしてあると蕎麦好きはウキウキとしてしまいます。これはラーメン好きが「冷やし中華始めました」という貼り紙を見たときよりも心ときめくに違いありません。そんな言葉に誘われるように蕎麦の本場、長野県に出かけてきました。

といっても私が出かけたのは新そばが始める直前でしたが、それでもおいしく食べることができました。今回の信州ドライブは伊那谷、南信州でしたので、このエリアで探しました。狙いのお店は貸切のため断念し、次に伺ったのが駒ヶ根高原にある苔清庵です。駒ヶ根高原は中央アルプスの玄関口にあるリゾート地ですが、こちらのお店があるのは駒ヶ根市ではなくお隣の宮田村になります。目印はマルスウイスキーです。

私が到着したのはお昼1時頃でしたが、駐車場は満車、外に4人ほど待っておりました。日曜の長野、有名そば屋では当たり前の光景ですから、行列に並ぶことにしました。が、のんびりとしたお店故か、なかなか進みません。そうこうしていると次のお客さんがきたところでそばが終わりそうということで営業打ち切りとなりました。ギリギリセーフとなりました。

で、30分以上待ってやっと席につくことができました。こちらのお店は、土日は手挽きの蕎麦があるのですが、この日は既に売り切れとおりました。まぁ、値段も1枚1400円と良い値段です・・・。この日は大好きな粗挽きの田舎そば1200円と一番ノーマル?な二八そば800円をお願いしました。

この手のお店の常で注文してから出てくるまでけっこう時間が掛かります。しかし、店内から見える景色が高原の別荘のようなもので、大きな窓から雑木林の濃い緑が目に飛び込んできて癒してくれます。そして、窓際には店名にもなっている苔の小さい盆栽がアクセントになっています。これからの紅葉の時期はもっときれいでしょう。

さて、やってきましたよ。最初は二八からいってみましょう。せいろにのったボリュームはけっこうあります。細めにきれいに切られた蕎麦は、星もかすかに見えています。最初はわさびだけをつけてたぐってみると、香りはそれほどでもありませんが、喉越しもよくするするといけちゃいます。二八というと蕎麦の香りや味わいはイマイチというお店が多い中、こちらのものは下手なお店の十割以上のおいしさがありました。

が、もうひとつの粗挽きの田舎を食べてみると格の違いを感じることができました。田舎と銘打っていますが、信州でよく出てくるような太めのボソボソとした田舎蕎麦とは一線を画す繊細なもので、姿形が端正なだけでなく、鼻に抜ける蕎麦の香りの良さと凸凹とした蕎麦の麺が醸し出す喉越しの楽しさなど、久々に食べる粗挽きそばの魅力にノックアウトされました。
それから蕎麦に欠かせないつけ汁ですが、江戸前の辛口とまではいきませんが、信州の蕎麦屋に多い甘いものとは違うキリッとしたもので好感が持てました。やはりせいろは辛めの汁で食べたいですからね。おまけにわさびに、これまた辛めの大根おろしの薬味も上等なものでしたし、漬物も手抜きのないものでした。

と、待ち時間は長かったものの、それだけの価値がある蕎麦を楽しむことができて、信州へ出かけた甲斐がありました。蕎麦県と言っていいほど蕎麦屋が多い長野県ですが、玉石混交というか私の好きな蕎麦屋は限られているのですが、こちらのお店はリピートしたいお店となりました・・・・。
長野県上伊那郡宮田村4752-35
0265-85-6010 11:30~15:00(そばが終了次第閉店) 火曜日・第三水曜日休み
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