静岡道楽日記

沼津で焼きそばと言ったら、このお店！

新型コロナの影響でどこのお店もテイクアウト、持ち帰りに力を入れています。昔から持ち帰りが多かった飲食店に焼きそばやお好み焼といった粉もののお店があります。相性が良いということもあるのでしょうが、お店によっては店内で食べるお客さんよりも持ち帰り客の方が多いということもあります。



沼津市の住宅街にある火の車もまさにそんな一軒です。店名はちょっと物騒ですが、創業60年以上になるという老舗であり、沼津で焼きそばといったら真っ先にこちらのお店が上がるほどです。お店はウッディーな雰囲気があり、テーブル席が主体ということもあって落ち着いて食事することができます。





今日は、焼きそばのイカ入りの大盛りを持ち帰りでお願いしました。本当なら定番の肉入りにするところなんでしょうが、家においしい豚肉があったので、これも入れて豚、イカ焼きそばにしようというわけです。気になる値段ですが、並で550円、大盛りで700円ですから普通の値段です。



家に帰ってから今は懐かしい新聞紙のカバーを開けてみたところ、アルミホイルに包まれた大きな塊が出てきました。これも開けてみると普通のお店の倍以上はあるかと思われるバカ盛り具合で面食らってしまいました。これは男性でも一度に食べきれる量ではありません。ということで２日続けて焼きそばとなりました・・・。

そんな火の鳥の焼きそばは、たっぷりと入ったシャキシャキのキャベツと薄め色合いがまず目をひきます。これは自分好みの味付けで食べてもらおうというお店の方針のようで、私も辛口のソースとマヨネーズ、青海苔、紅生姜をトッピングして食べました。次の日は目玉焼きをトッピングしました。



こちらのお店の焼きそば麺は、静岡県が誇る富士宮焼きそばの硬めのものとは違い、コシがあるけど柔らかさもしっかりと感じられるもので、短めの長さと相まって、他とは一線を画すオリジナリティがあります。店内飲食の場合はお箸ではなくフォークが出てくるのも短めの麺だからでしょう。



と、沼津には中央亭の餃子や火の車の焼そばといったほかのお店のものとは違う特徴があり、小さい頃からこの味で育ったらまたこれを食べたくなる癖があるかと思います。普通の焼きそばに飽き足らなくなったり富士宮やきそばとは違うものが食べたくなったら一度は試してみる価値があるかと思います。電話してお願いしておけば、待つことなく受け取ることが出来ますよぉ。

沼津市丸子町748-9
055-963-0196