静岡道楽日記

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東寺@京都市中京区

京滋三方よしの旅① 世界遺産東寺で立体曼荼羅に圧倒される

三方よしという言葉があります。これは近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」という言葉からきています。全国的に有名で多くの大企業の元となった近江商人の言葉だけに重みがあります。7月の海の日の連休にこの近江商人のふるさとへ旅行へ出かけてきました。それからいつものように京都へも出かけてきたので京滋としたのですが、今回も「観てよし、買ってよし、食べてよし」の三方よしの旅となりました。

東寺@京都市中京区

京都の寺社は数多くありますが、その中の頂点に位置するのが世界遺産に登録されている寺社だと思います。京都へ行くたびにひとつかふたつの世界遺産に登録されている寺社巡りをしているのですが、今回は五重の塔で知られている東寺へと行ってみました。その理由は朝早くから開いていることと、今年が空海生誕1200年にあたるからです。

東寺@京都市中京区

東寺といったらなんといっても五重の塔がランドマークとなっています。新幹線からもよく見えますし、京都の観光ポスターでもたびたび登場していますからね。が、この五重の塔はただ見るだけで、中の拝観が特別拝観の時期だけで、それも1年のうちの何週間だけという短い期間だけという狭き門になっています。まぁ、近くで見るだけでもその威容ぶりはよくわかりますが・・・。

東寺@京都市中京区

さらに東寺といったら立体曼荼羅でしょう。曼荼羅といったら普通は仏画、平面、2次元のものなんですが、講堂に収められている仏像群を立体的に配置して目でみて曼荼羅を体験できるってものです。今の人がみても圧倒されるのですから昔の人ならさぞかし驚き、その姿に密教の奥深さに敬虔の気持ちになったことと思います。

東寺@京都市中京区

この立体曼荼羅は撮影禁止ですが、大日如来を中心に四天王など21体の大小の仏像が迫ってきます。なお、これらの仏像の多くが国宝もしくは重要文化財に指定されていることからも、この立体曼荼羅の凄さがわかります、そうそう、歴女の間では、どの仏像が一番のイケメンなのか論争されているそうです。

東寺@京都市中京区

東寺@京都市中京区

あと、東寺にはパワースポット的には贔屓の語源となった亀のような像や花札に描かれている小野道風の柳にとびつく蛙のモデルとなった柳の木など広大な敷地に数え切れないほどの見所が点在しています。おまけに季節ごとに特別展示なども行われており、さすが真言宗の根元だなぁと思った次第です。

東寺@京都市中京区

と、今年は空海が高野山を開祖して1200年ということで東寺に行ってみたのですが、世界遺産だけに外れないというか、ちょっと地味目の存在を覆す渋いながらも見所が多いお寺だと見直しました。仏像マニアはもちろんのこと、東寺はまだ行ったことがないという人は一度行ってみても損はないと思いますよぉ。そうそう、暑い時期でなければ京都駅の南口からも歩いていくことも可能です。


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