静岡道楽日記

本場広島で開業していたお好み焼き店！

お好み焼きの東西横綱といえば大阪と広島です。どちらも一歩も譲らない地元に根ざした粉ものです。どちらのお好み焼きも全国各地に専門店があるほど人気があります。ここ静岡県も同じです。富士市に本場広島出身だけでなく広島のお好み村でお好み焼き店を開いていた人が転居してお店を開いたということで出かけてみました。



お店は住宅街の一角にありちょっとわかりにくい場所にあります。店名は久ちゃんで、店主の愛称なんでしょうね。開店は2021年ということで３年ほどになります。富士市に移転した理由は娘さんが富士市に嫁入りして遊びにきたら良い場所だったので移転してきたそうです。店舗はカウンターは少な目でテーブル席が主体となっています。



今日の注文はトッピングが盛りだくさんはいった清盛焼きです。清盛といえば厳島神社で有名ですからね。これをうどんとそばのちゃんぽんでお願いしました。広島のお好み焼きといえば焼きそばや焼うどんを入れて焼き上げますから。待つこと10分ほどで鉄板にのってやってきました。値段はうどんとそばの両方入れたので＋100円で1200円です。



見た目は大盛りくらいボリュームたっぷりです。その理由はそばとうどんが両方入っているのとキャベツがこれでもか！というくらい詰まっているからです。あと印象的なのは上にたっぷりとのっているネギです。このネギは何でも広島から取り寄せているようです。ソースは控えめであとは好みで自分の味に仕上げていくようになっています。



さて食べてみましょう！最初はそのままです。上のネギのシャキシャキとした食感、上のパリッとした生地の下には蒸されて柔らかくなったキャベツと豚肉が出てきます。そしてもうひとつのメインであるサクサクと焼かれたそばやうどん、このハーモーニーの楽しさが広島のお好み焼きの楽しさであり良さですね。



そして時々顔を出すイカ天と玉子のアクセントがまた良いんです。ただ、肉の下味が強めなのが気になりました。そうそう、そばとうどんのチャンポンなんですが、人気がないうどんの方がおいしく感じました。これは意外でした。あと、備え付けの辛めのソースや唐辛子などで味変できるのもポイントです。





と、初めて出かけてみた久ちゃんでしたが、この日も満席ということで地元のお客さんにも知られている証拠だと思います。暑い夏場にエアコンの効いた店内でキンキンに冷えたビールと一緒にアツアツのお好み焼きを食べるというのも良いものだと思います。もちろん、テイクアウトも可能です・・・

富士市柚木338-12
0545-87-0545　　11：00～14：00　　17：00～22：00　　火曜日休み